廃棄物ゼロを目指して古紙原料からは、ホチキス針等の異物が除去されます。また再生工程では、再生されずに排出される残分が発生します。このような排出物は、セメント原料や固形燃料原料などの再生原料として、他産業分野へ供給しています。洗浄工程等で発生する排水についても、排水処理施設できれいな水に戻して、海へ還しています。 img/eco_main_1.jpg 輸送もエコに紙芯の無いコアレスは、一般的な有芯製品に比べて、トイレットペーパーの長さは2倍です。つまり同じ長さでも、有芯での2ロール分が、コアレスでは半分の1ロール分に詰まっています。ご家庭やオフィスなどでのストックスペースを節約できるだけでなく、輸送スペースも半分にできます。そのため、ガソリンなどのエネルギー消費や、輸送排出ガスの、50%の削減につながります。大分製紙では、エコに運べる製品を製造しています。 img/eco_main_2.jpg 環境マネジメントシステムの認証大分製紙では、生産への投入(インプット)と排出(アウトプット)を把握し、環境負荷の低減へ努めています。環境負荷を正確に把握するために、各工程での環境影響評価を定期的に行っています。 img/eco_main_3.jpg 古紙の自主回収による資源の地域循環大分製紙では、企業、学校、各地域公民館などに集められた、家庭から排出される紙類を、パッカー車で回収し、トイレットペーパーと交換する活動を行っています。資源の有効利用(ゴミの減量化)、森林資源の保全、炭酸ガス排出量削減を推進し、地球環境に貢献するとともに、回収した紙を原料としたトイレットペーパーを還元することで、紙の地域循環型社会の形成に取り組んでいます。 img/eco_main_4.jpg 地域環境への負荷も最小限に大分製紙は業界他社に先駆けて公害防止、環境対策に注力しています。本社工場は大分市の中心部に豊前工場は豊前海沿岸に位置し、共に地域環境への影響に配慮して製造にあたっています。排水、騒音、臭気対策など、設備の充実により負荷を最大限に減らし、また細心の注意を払い製造にあたる姿勢は、地域の皆様より高い評価を頂いております。 img/eco_main_5.jpg 環境方針大分製紙の環境方針は、古紙などの2次資源(※)の利用を増やし、環境影響を可能な限り少なくすることにある。環境方針を達成するために、適切な組織の構築、必要な人的・物的資源を整え、環境目的・目標を定め、それらを実現するためのシステムを文書化し、実行する。環境マネジメントに関する法律、規則並びに規制を業務活動が関連する範囲において遵守し、これらに適合するために定期的な環境監査と継続的改善を行う。活動において可能な限り、廃棄物のリサイクルを目指し、廃棄物は環境に細心の注意を払って処理する。管理可能な全ての活動においてエネルギー使用の節減に努める。原材料及び製品の輸送における環境への負荷を減らすよう努める。従業員の全てがこの環境方針に沿って業務を遂行し、かつ、教育によりその義務を自覚することを確実にする。管理責任者は、環境方針及び目的を文書化し、行政、地域住民、供給者、協力会社を含む関係者に公的な表明を行い、一般の人が入手できるようにする。※2次資源とは再利用資源を指す img/eco_main_6.jpg